家の間取りとか、部屋の間取りとか。平面図のあるミステリーが好きだ。
平面図のあるミステリー小説が好きだ。
あの、家の間取りとか、部屋の間取りとかのヤツ。
一応、学生時代に建築を勉強していたせいか、特異な(実際にはありえないような)建物の間取りに引かれてしまう。
そんな平面図や間取り図のあるミステリーの話。
一番最初に読んだ平面図のあるミステリーは、金田一少年の事件簿だったかもしれない。
なので、最初は金田一少年の事件簿と平面図の話題から。
小説じゃなく、漫画だけど(笑)
わざわざ再読はしていないから朧気な記憶だけれども、金田一少年の事件簿(以下、金田一)で建物の平面図が最初に出てきたのは、File04の「学園七不思議殺人事件」だった……と思う。
いや、オペラ座もホテルの平面図があったかもしれない。
けれど、あれは直接的に建物の構造はトリックに用いられていないし、雪夜叉は平面図というよりも地図だったと記憶している。
学園七不思議殺人事件は、推理をする段階で平面図が掲載された。
学校の間取り自体がトリックの一端を担っていたから、平面図を乗せる意味もあった。
トリック自体については、ここでは書かない……
金田一は、その後Fileいくつかのタロット山荘殺人事件でも平面図が掲載されていた。
建物の間取り自体がトリックの一端を担うという状況があったことを覚えている。
ホールのある山荘で、ホールを囲む様に個室が配置されていて、その間取りが密室を抜けるトリックに用いられていた。
と、漫画の話。
で、ここから小説の話。
平面図のあるミステリー小説
平面図のあるミステリー小説でパッと出てくるのは、十角館の殺人。
十角形の建物が主な舞台。
でも、トリック自体に間取りが用いられたか?
というと、これまた再読はワザワザしていないので、その辺の記憶はない、気がする。
間取りそのものがトリックに影響していたら、覚えてる……ハズ。
綾辻さんの館シリーズは、迷路館、水車館……と間取りが掲載されていた。
迷路館は、トリック自体にも間取りの影響するミステリーだったと記憶している。
迷路を上手く使って……ってやつ。
森博嗣さんのミステリーの、「笑わない数学者」のあの建物とギミックも、平面図をパラパラ見ながら推理を楽しめた一冊だった。
ぶっちゃけ、本文がなくても建物の平面図を見ているだけで楽しめる本だった(笑)
周木律さんの「眼球堂」は、実際には絶対にない(建てられない、誰も建てようとは思わない)建物が舞台で、その平面図も楽しかった。
無駄が多く、実用性がなく、生活には向かない。
法律や構造を考えると建築確認は下りないだろうなぁ~という、ある意味ぶっ飛んだ、ザ・フィクションの建物。
だから、面白いんだけどね。
平面図、間取り図を小説に載せる理由
そんな平面図を小説に掲載する理由
多くは、間取り自体がトリックに有用な場合。
構造的なものを使ったり、部屋の配置を上手く用いたり。
そんな工夫を持ってトリックを設定している。
正しくは、そのトリックを実行するために建物を創作しているのだろうけれど……
もう一方で、建物の間取りなどをトリックに用いてはいないけれど、状況を説明するために平面図を置いているものもある。
あとは、本文に全く必要のない(なくても意味が分かる)のに掲載されているのは、ただの作者の趣味か。
でも、ミスリードするために平面図を載せる場合もある。
トリックに用いていなくて、状況を説明するためでもないので、「トリックは建物の間取りや構造を用いている」ってミスリード。
特に作例は思いつかないけれど。
とりあえず何が言いたいかというと、平面図のあるミステリー小説が好きだ、という事です。
新聞の折り込みチラシに入ってきた、分譲住宅や分譲マンションの平面図に思いを馳せて。
この間取りだと、こんな事件かな……なんて想像を、したりしなかったり(笑)

